2016年6月20日

第23回期日(第22回弁論準備期日)のご報告

平成28年5月18日午前11時00分から,第23回期日(第22回弁論準備手続期日)が行われましたので,次のとおり,報告いたします。

各当事者からの提出書面と内容

1 原告ら

提出書面は次のとおりです。
  • 原告ら第17準備書面
  • 診療記録
  • 陳述書 等
主立った主張内容は次のとおりです。
  1. 欠陥の認識に必要な科学的知見が存在していたこと
    1990年,ヘアコンディショナーに含まれているタンパク加水分解物に対して接触性毒蕁麻疹を発症した例が報告され,2000年代に入ると化粧品中の加水分解コムギに対する接触性蕁麻疹の症例が多数報告されるようになったなど,本件石鹸の発売が開始された2004年3月には本件石鹸の欠陥を認識できるだけの知見が存在した。
  2. 被告悠香準備書面(6)第2への反論
    いわゆる500ダルトンルール(分子量500以上の物質は皮膚を透過できない)の論文に関し,当該論文は,500ダルトンを超えると皮膚からの透過吸収性が低下すると述べるのみで,それ以上の分子を皮膚に塗った場合については言及していない。
    分子量の大きなたんぱく質といえども,まぶたや口の周りなど,皮膚の部位によっては角質層の薄い箇所もあるし,毛穴などから吸収された可能性もある。
  3. 被告フェニックス準備書面(10)への反論
    本件石鹸引渡当時において,入手可能な最高水準の知識をもってすれば、本件石鹸の欠陥は十分認識できるものであった。

2 被告片山化学工業

提出書面は次のとおりです。
  • 24準備書面
  • 乙ハA第141号証,乙ハB第21号証23号証
主立った主張内容は次のとおりです。
  1. 本件アレルギーは,現時点または近い将来において治癒が見込める。
  2. 本件アレルギーが小麦アレルギー全般と比較して,高頻度とも評価できない。

進行について

1 原告ら

7月8日までに,原告ら本人の陳述書を提出する。

2 今後の期日の予定

  • 次回期日  平成28年7月15日(金) 午前11時00分から
  • 次々回期日 平成28年9月14日(水) 午前11時00分から