2016年5月19日

第22回期日(第21回弁論準備期日)のご報告

平成28年3月16日午前11時から第22回期日(第21回弁論準備期日)が行われましたので,ご報告いたします。


1 各当事者から,以下のとおり,書面が提出されました。
(1)原告ら
  ・第16準備書面,カルテ,陳述書等の個別書証の提出をしました。
   被告悠香の準備書面(10)に対する反論。
   被告悠香の主張は,米国の製造物責任について述べるものであり,日本では通用しないこと。また,日本の製造物責任における製造物の欠陥性の判断は,「製造物の効用・有用性」と「被害発生の危険性」との比較考量が重要な判断要素となるところ,本件石けんは被害発生の危険性が極めて大きいため,「欠陥」があることは明らかであるとする内容です。

(2)被告フェニックス
  ・準備書面(20)提出,乙ロA45の1~48を提出。
   鹿児島地裁で行った被告フェニックスの担当者及び日本化粧品工業連合会の尋問結果を前提として,①被告片山化学工業が被告フェニックスに対し,グルパール19Sが安全であると信頼させたこと,②被告フェニックスは,本件石けんの製造及び販売に関する安全性確保の措置をとったことを主張する内容です。
   
(3)被告片山化学工業
  ・第23準備書面提出,乙ハA137~140の2を提出。
   鹿児島地裁で行った尋問の結果を踏まえて,①被告フェニックス担当者が被告片山工業へグルパール19Sの改良を求めなかったこと,②被告フェニックス担当者が石けんのひび割れ防止のためにグルパール19Sを本件石けんに使用することを決めたこと,③被告フェニックス担当者が,被告片山化学工業へ伝えて事情は,お茶の石けんであるという情報だけであること,④被告フェニックス担当者は,被告片山化学工業では化粧品用途での試験はできないとの説明を受け,被告フェニックスで検討すると回答したことなどを主張しました。
  また,医薬部外品のj安全性資料には,安全性試験の結果が添付されないこともあり得ることを主張しました。
    
 2 進行について
(1)原告ら
  5月11日までに,被告フェニックスの準備書面に対する反論を提出する。
  陳述書及びカルテの提出未了のものを提出予定。
(2)今後の進行
  次回期日  平成28年5月18日(水)午前11時から
  次々回期日 平成28年7月15日(水)午前11時から
  ※次回期日以降も,ご希望に応じ,出席していただけます。

以上,簡単ですが,第22回期日(第21回弁論準備期日)のご報告でした。