2016年10月16日

お知らせ

訴訟の進行状況を踏まえ,当ウェブサイトの更新を停止いたします。
原告の皆さまには,これまでどおり,期日報告書をお送りいたします。
つきましては,期日報告書をご参照くださいますよう,お願いいたします。

2016年9月1日

第24回(第23回弁論準備期日)のご報告

平成28年7月15日午前11時00分から,第24回期日(第23回弁論準備手続期日)が行われましたので,次のとおり,報告いたします。

各当事者からの提出書面と内容

1 原告ら

提出書面は次のとおりです。
  • 原告ら第18準備書面
  • 甲A64,甲総C2~C4
  • 診療記録
  • 陳述書 等
主な主張内容は次のとおりです。
  1. グルパール19Sについての検討
    グルパール19Sに関し,本件においては,製造物責任法2条2項の欠陥該当性の有無を判断することで足りる。
    被告片山化学工業は,グルパール19Sについて安全性を強調したりなどしたが,安全性試験がそもそもなされていないおそれがあるなど,危険回避のための指示・警告は何もなかった。
    また,被告フェニックスが石鹸に配合したという使用形態は,グルパール19Sに通常予見される範囲内であるところ,小麦アレルギーへの感作を発症させたことは,石鹸のひび割れ抑止にかかる化粧品基剤として通常有すべき安全性を欠いているというほかない。
  2. グルパール19Sが汎用的原材料であるとの主張に対する反論
    材料メーカーである被告片山化学は,完成品製造業者であるフェニックスと,長年にわたり,グルパール19Sの用途・用法・効能について頻繁に情報交換していたのであり,被告フェニックスによるグルパール19Sの用途・用法について十分にコントロールが可能であった。したがって,「汎用品」などではない。
  3. 引渡当時の技術水準を考慮すべきとの主張に対する反論
    製造業者の予見可能性・結果回避可能性としての科学技術的知見を考慮することは許されない。
    他の加水分解コムギ末を製造していた他社は,平成17年頃に外部委託により安全性検査を行っていたのであり,感作リスクを検討することが化粧品基剤メーカーとして当然に求められていた。
    また,被告片山化学工業はそもそも何らの安全性確認も行っていなかった。
  4. 森田栄伸教授のメモ(乙ハB23)について
    客観的データの提示も,その検証結果と推論の過程も示されておらず,その妥当性を検討しようがない等。

2 被告片山化学工業

提出書面は次のとおりです。
  • 25準備書面
  • 2695号事件答弁書
  • 乙ハA142~143
※上記準備書面は,被告片山化学工業の責任論に関する主張を関係図として整理するものであり,特段の新たな主張は見当たりません。

3 被告悠香

提出書面は次のとおりです。
  • 2695号事件答弁書

4 被告フェニックス

提出書面は次のとおりです。
  • 2695号事件答弁書


    進行について

    1 原告ら

    7月8日までに,原告ら本人の陳述書を提出する。

    2 今後の期日の予定

    • 次回期日  平成28年9月14日(水) 午前11時00分から
    • 次々回期日 平成28年11月2日(水) 午前11時00分から

    当ウェブサイトの更新について

    訴訟の進行状況を踏まえ,当ウェブサイトの更新の停止を検討しています。
    停止した場合も,原告の皆さまには,これまでどおり個々の期日報告書をお送りします。


    2016年6月20日

    第23回期日(第22回弁論準備期日)のご報告

    平成28年5月18日午前11時00分から,第23回期日(第22回弁論準備手続期日)が行われましたので,次のとおり,報告いたします。

    各当事者からの提出書面と内容

    1 原告ら

    提出書面は次のとおりです。
    • 原告ら第17準備書面
    • 診療記録
    • 陳述書 等
    主立った主張内容は次のとおりです。
    1. 欠陥の認識に必要な科学的知見が存在していたこと
      1990年,ヘアコンディショナーに含まれているタンパク加水分解物に対して接触性毒蕁麻疹を発症した例が報告され,2000年代に入ると化粧品中の加水分解コムギに対する接触性蕁麻疹の症例が多数報告されるようになったなど,本件石鹸の発売が開始された2004年3月には本件石鹸の欠陥を認識できるだけの知見が存在した。
    2. 被告悠香準備書面(6)第2への反論
      いわゆる500ダルトンルール(分子量500以上の物質は皮膚を透過できない)の論文に関し,当該論文は,500ダルトンを超えると皮膚からの透過吸収性が低下すると述べるのみで,それ以上の分子を皮膚に塗った場合については言及していない。
      分子量の大きなたんぱく質といえども,まぶたや口の周りなど,皮膚の部位によっては角質層の薄い箇所もあるし,毛穴などから吸収された可能性もある。
    3. 被告フェニックス準備書面(10)への反論
      本件石鹸引渡当時において,入手可能な最高水準の知識をもってすれば、本件石鹸の欠陥は十分認識できるものであった。

    2 被告片山化学工業

    提出書面は次のとおりです。
    • 24準備書面
    • 乙ハA第141号証,乙ハB第21号証23号証
    主立った主張内容は次のとおりです。
    1. 本件アレルギーは,現時点または近い将来において治癒が見込める。
    2. 本件アレルギーが小麦アレルギー全般と比較して,高頻度とも評価できない。

    進行について

    1 原告ら

    7月8日までに,原告ら本人の陳述書を提出する。

    2 今後の期日の予定

    • 次回期日  平成28年7月15日(金) 午前11時00分から
    • 次々回期日 平成28年9月14日(水) 午前11時00分から

    2016年5月19日

    第22回期日(第21回弁論準備期日)のご報告

    平成28年3月16日午前11時から第22回期日(第21回弁論準備期日)が行われましたので,ご報告いたします。


    1 各当事者から,以下のとおり,書面が提出されました。
    (1)原告ら
      ・第16準備書面,カルテ,陳述書等の個別書証の提出をしました。
       被告悠香の準備書面(10)に対する反論。
       被告悠香の主張は,米国の製造物責任について述べるものであり,日本では通用しないこと。また,日本の製造物責任における製造物の欠陥性の判断は,「製造物の効用・有用性」と「被害発生の危険性」との比較考量が重要な判断要素となるところ,本件石けんは被害発生の危険性が極めて大きいため,「欠陥」があることは明らかであるとする内容です。

    (2)被告フェニックス
      ・準備書面(20)提出,乙ロA45の1~48を提出。
       鹿児島地裁で行った被告フェニックスの担当者及び日本化粧品工業連合会の尋問結果を前提として,①被告片山化学工業が被告フェニックスに対し,グルパール19Sが安全であると信頼させたこと,②被告フェニックスは,本件石けんの製造及び販売に関する安全性確保の措置をとったことを主張する内容です。
       
    (3)被告片山化学工業
      ・第23準備書面提出,乙ハA137~140の2を提出。
       鹿児島地裁で行った尋問の結果を踏まえて,①被告フェニックス担当者が被告片山工業へグルパール19Sの改良を求めなかったこと,②被告フェニックス担当者が石けんのひび割れ防止のためにグルパール19Sを本件石けんに使用することを決めたこと,③被告フェニックス担当者が,被告片山化学工業へ伝えて事情は,お茶の石けんであるという情報だけであること,④被告フェニックス担当者は,被告片山化学工業では化粧品用途での試験はできないとの説明を受け,被告フェニックスで検討すると回答したことなどを主張しました。
      また,医薬部外品のj安全性資料には,安全性試験の結果が添付されないこともあり得ることを主張しました。
        
     2 進行について
    (1)原告ら
      5月11日までに,被告フェニックスの準備書面に対する反論を提出する。
      陳述書及びカルテの提出未了のものを提出予定。
    (2)今後の進行
      次回期日  平成28年5月18日(水)午前11時から
      次々回期日 平成28年7月15日(水)午前11時から
      ※次回期日以降も,ご希望に応じ,出席していただけます。

    以上,簡単ですが,第22回期日(第21回弁論準備期日)のご報告でした。

    2016年2月22日

    第21回期日(第20回弁論準備期日)のご報告

    平成28年1月13日午前11時から第21回期日(第20回弁論準備期日)が行われましたので,ご報告いたします。


    1 各当事者から,以下のとおり,書面が提出されました。
    (1)原告ら
      カルテ,陳述書等の個別書証の提出をしました。
    (2)被告悠香
      ・準備書面(10)提出
       アメリカの弁護士の意見書(乙イB17)によると,米国法においては,アレルゲンの無過失の製造物責任を適用する際には,アレルギー反応の発生割合が重要な意味を持つところ,本件石けんにおけるアレルギーの発生割合が0.03%であることを前提とすると,米国法下では無過失の製造物責任は適用できない。この考え方は,日本の製造物責任法にも当てはまるという内容の書面です。
    (3)被告片山化学工業
      ・第22準備書面提出
       被告フェニックス準備書面(19)の責任論に関する関係図に対する反論(被告片山化学工業は,被告フェニックスに対してグルパール19Sの安全性を信頼させていない)。
     
     2 進行について
    (1)原告ら
      被告悠香の準備書面(10)に対する対応を検討する。
      陳述書及びカルテの提出未了のものを提出予定。
    (2)被告悠香
      原告らの書面を待って対応を検討する。
    (3)被告フェニックス,被告片山化学工業
      次回までに鹿児島地裁で実施された証人尋問の調書を書証として提出する。
    (4)今後の進行
      次回期日  平成28年3月16日(水)午前11時から
      次々回期日 平成28年5月18日(水)午前11時から
      ※次回期日以降も,ご希望に応じ,出席していただけます。

    3 被告フェニックス準備書面(19)
      責任論(欠陥論及び開発危険の抗弁)に関する主張の要点を関係図として整理した書面。

    以上,簡単ですが,第21回期日(第20回弁論準備期日)のご報告でした。

    2016年1月23日

    第20回期日(第19回弁論準備期日)のご報告


    平成27年11月11日午前11時から第20回期日(第19回弁論準備期日)が行われましたので,ご報告いたします。


    1 各当事者から,以下のとおり,書面が提出されました。
    (1)被告フェニックス
      ・準備書面(19)提出
     
     2 進行について
    (1)原告ら
      陳述書及びカルテの提出未了のものを提出予定。
    (2)被告悠香
      海外の判例を踏まえた書面の提出予定
    (3)被告片山化学工業
      被告フェニックス準備書面(19)に対する反論書面を提出予定
    (4)今後の進行

      次回期日  平成28年1月13日(水)午前11時から
      次々回期日 平成28年3月16日(水)午前11時から
      ※次回期日以降も,ご希望に応じ,出席していただけます。

    3 被告フェニックス準備書面(19)
      責任論(欠陥論及び開発危険の抗弁)に関する主張の要点を関係図として整理した書面。

    以上,簡単ですが,第20回期日(第19回弁論準備期日)のご報告でした。

    第19回期日(第18回弁論準備期日)のご報告

    第19回期日(第18回弁論準備期日)のご報告
    平成27年9月7日午前11時から第19回期日(第18回弁論準備期日)が行われましたので,ご報告いたします。


    1 各当事者から,以下のとおり,書面が提出されました。
    (1)被告片山化学工業
      ・第21準備書面(これまでの主張を整理したもの)
      ・乙ハA136提出(製造物責任法に関する弁護士の意見書)
    (2)被告悠香
      ・乙イB17提出(グルパール19Sに関する米国の判例報告)
    (3)原告ら
      ・甲個C号証を提出

     2 進行について
    (1)原告ら
      陳述書及びカルテの提出予定。
    (2)被告悠香
      海外の判例を踏まえた書面の提出予定
    (3)今後の進行

      次回期日  平成27年11月11日(水)午前11時から
      次々回期日 平成28年1月13日(水)午前11時から
      ※次回期日以降も,ご希望に応じ,出席していただけます。

    3 被告悠香「鹿児島基準での和解の提案の撤回について」
      被告悠香より,平成27年8月24日付「鹿児島基準での和解の提案の撤回について」という書面が提出され,同書面をもって,鹿児島基準での和解の提案が撤回されました。

    以上,簡単ですが,第19回期日(第18回弁論準備期日)のご報告でした。