2015年4月6日

第16回期日(第15回弁論準備期日)のご報告

平成27年2月27日午前11時から第16回期日(第15回弁論準備期日)が行われましたので,ご報告いたします。


1 各当事者から,以下のとおり,書面が提出されました。
(1)被告片山化学工業
  ・第15準備書面
  ・乙ハA130~132提出
  ・乙ハB20提出

(2)原告ら
  ・第15準備書面
  ・甲A62,63提出
  ・甲B38提出
  ・甲個C号証として,診療録及びカルテ提出

 2 進行について
(1)原告ら
  ・引き続き診療録及び陳述書を提出する。
(2)被告ら
  ・原告ら提出の書証について検討する。
 (3)今後の進行

  次回期日  平成27年4月17日(金)午前11時から
  次々回期日 平成27年7月1日(水)午前11時30分から
  ※次回期日以降も,ご希望に応じ,出席していただけます。

3 原告ら第15準備書面について
  原告の皆さんが被った損害についての総論(皆さんに共通する考え方)として,概ね,以下のとおりの内容が記載されています。
(1)本件小麦アレルギーは,治癒又は寛解と判断できる基準がなく,原告らの小麦アレルギーが,治癒又は寛解するか不明である。
  また,原告らが,各種検査を行っても治癒と判断できないうえ,プリックテスト等は,原告らにアレルギー症状が生じる危険があり,無理強いすることができないため,治癒しているかの判定をすることができない。
 (2)原告らが被った損害の中心は,「日々安全に安心して小麦含有製品を摂取することができなくなったこと」であるが,他にも,共通する損害として,①アレルギー反応による生命及び生理的機能に対する侵襲による苦痛,②継続的な治療・入院・検査等による苦痛があり,個別的な損害として,アナフィラキシーショックにあたる重篤な症状を発症した人は,さらに損害が大きい。


 4 被告片山化学工業の第15準備書面
  被告フェニックスが提出した準備書面(14)に対する反論として,概ね,以下のとおりの内容が記載されています(被告フェニックス準備書面(14)の概要については,第13回期日報告をご覧下さい)。

(1)被告片山化学工業は,被告フェニックスに対し,誤った情報を提供したことはなく,感作性試験を実施したとの説明をしていない。
(2)完成品メーカーの被告フェニックスは,原材料メーカーの片山化学工業とは異なり,石鹸の製法の工夫や,警告の工夫,万全なアフターケア体制の工夫など,被害拡大防止策を講じるべき立場にあり,原材料の欠陥が認められるには,これらを尽くしたことが主張立証されなければならない。
(3)被告片山化学工業は,グルパール19Sの品質・構造に影響を及ぼすような変更をしておらず,本件石鹸を念頭において開発・改良した事実はない。
  グルパール19Sを使用しても,健康被害のない石鹸を製造することは可能であり,原告らの被害の原因がグルパール19Sにあるという立証はされていない。

 

以上,簡単ですが,第16回期日(第15回弁論準備期日)のご報告でした。