2014年5月13日

第11回期日(第10回弁論準備期日)のご報告

平成26年4月18日午前11時から第11回期日(第10回弁論準備期日)が行われましたので,ご報告いたします。


 第11回期日において,原告らからは,引き続き,購入履歴やカルテ(診療録)を提出しました。
 被告フェニックスから準備書面(12)が,被告片山化学工業からは第11準備書面が,それぞれ提出されました。
  
 被告フェニックスが提出した書面の内容は,①被告フェニックスは,片山化学工業の推奨又は想定する使用方法により,グルパール19Sを使用しているため,グルパール19Sを誤使用したという事実はなく,アレルギー発症の原因は,グルパール19Sの製造過程にある。②被告フェニックスは,石鹸の製造に先立ち,片山化学工業から,厚労省の安全性検査を省略できる程の使用前例があり,加水分解コムギ末の各種規格基準に相当ないし適合するとの説明を受け,グルパール19Sが安全性検査を経た成分と同等の安全性を有していると信頼した。被告フェニックスがグルパール19Sを知ったきっかけ等です。

  被告片山化学工業が提出した書面の内容は,グルパール19Sを引き渡した時点では,当然にアレルギーの発症を想定できたとはいえず,元・日本免疫学会理事である奥村康教授の意見書によれば,引渡時の化学・技術水準では,アレルギーの発症は想定できなかった。したがって,グルパール19Sには,「欠陥」はなく,被告片山化学工業は責任を負わない。というものです。
   
 原告らは,6月を目途に,個別立証を終了する予定です。
 被告らからは,損害論についての総論的な反論等が,提出される予定です。

 
  今後の進行につきましては,
 ①次回期日:平成26年6月16日(月)午前11時から(弁論準備手続)
 ②次々回期日:平成26年8月22日(金)午前11時から(弁論準備手続)
 ③次々々回期日:平成26年10月15日(水)午前11時から(弁論準備手続)
と決定いたしました。

 
 以上,簡単ですが,第11回期日のご報告でした。